管理人初の地方巡業、長野エムウェーブのライブレポートをお送りする。
ただし、セットリストやメンバーの様子などは、ほかのHPを見ていただいた方が、よほどわかると思うので、違う面からいってみることにしよう（と自分を納得させる・・・）。

１２時３０分ごろ、新幹線で長野駅に到着。
オリンピックが開催されてから、長野は大きく変わったといわれる。
初めて行った街なので、どう変わったのかよくは知らないが、駅は明るくて広かった。
駅構内には、すでにライブに来た人があふれていた。

西口を出ると、目の前のビルには偶然だろうけど、J-PHONEのでかい看板。
地元企業のCMやニュースを流している液晶ビジョンには、定期的に「HEAVY GAUGE」のPVが放映されていた。
要は、長野の街をGLAYが占拠したような雰囲気。

東京のように日々刺激的ではない地方都市にとっては、一大イベントなのだろう。
実際、「GLAY特需」があったと思えるし、そのことは、その日の夜に実感することになる。

昼飯は、当然のようにそば。そしてランチビール（わらい）。
腹ごなしに駅の周辺を歩く。
再び駅前に戻ってくると、東口発車のシャトルバスが、なぜか西口にも来ていたのを見つけ、それに乗り込む。

会場から少し離れたバス発着場に着いたのは１３時５０分。
バスを降りると、なぞの行列。グッズ販売を待つ人たちだった。
どれくらい待たされるのか定かではなく、パラパラと雨が降ってきたので、どうしようかと迷ったが、とにかく並ぶ。

そこへバスツアーのバスが横浜から到着。
どうやら止める場所は別にあるらしく、係員と話している。




そのバスを見て、前に並ぶ女性。
「横浜なら、こんな遠いところへ来なくても、神戸とか近くでやるのにねえ」
・・・横浜と神戸は近くない、近くない。

さいわい、並んで１５分ぐらい経って、１４時から販売開始。
買いたかったものはみな確保できた。幻のチョロＱも確保に成功。
あとで聞いた話だと、会場前の販売所は混み合っていたそうで、はからずもいい結果だった。
そう、今回のキーワードはまさに「はからずもいい結果」だったのだ。
この先読んでいけばわかると思うが・・・

会場に着くと、この日はネットで知り合った皆さんとお会いする約束をしていたので、連絡がとれるまでしばし芝生で休憩。
芝生ばかりなのに、なぜか「アリーナの森」という碑の前に陣取る。

会場内から、リハーサルの音が漏れてくる。
「生きがい」が聞こえてきた。
まあ、この曲は当然演奏されるから不思議はないか・・・
次に聞こえてきたのは「May Fair」。
おや、今回のツアーで「月に祈る」をやっているとは聞いたが、「May Fair」？
５月だし、いい曲だし・・・期待が膨らむ。

時折、黒い雲が空を覆って、雨が降ったり止んだりしている。
今年のツアー雨になる日が多いらしいが、今日はどうだろう。

開場してしばらくした頃、立て続けに皆さんと連絡がとれ、お逢いする。
あまりゆっくりお話ができなかったので、申し訳ありませんでした。
これに懲りず、またどこかで逢ってやってくださいね。



そして、いよいよ会場にはいろうとしたその時、チケットの日付をよく見ると、「明日ではござらぬか!!」
どうせ今夜は泊まる気でいたので、明日のライブを見るのは構わないが、今日のも見たい！
開演まで１５分を切っていた。「譲ります」と書いた紙を持っていた人もすでに会場に入ったか、撤収したか・・・チケットを売っているのはダフ屋のみ。
ためしに聞いてみると「３万円」だと。ふざけるな。
ところで、ああいう地方にいるダフ屋って、地元なのか？　それとも東京から来ているのか？

と、そこへ一枚５千円で譲ってくれる人を発見。「駆け出しのダフ屋」という感じのあんちゃん。
ダフ屋じゃないと信じたいけど、ダフ屋だよな。
こういうのに嫌悪感を覚える人には申し訳ないです。

ということで、Ｏブロック９３列６番という、比較的後ろの席で参加することができた。
前には、息子と父親という感じの男性２名。
後ろは女の子四人組（見えにくくてごめん。でもバッファは脱いだよ）。


さて、今回、あえて自分の中でひとつの決まりを設けてライブに臨んでみた。
それは、
「HEAVY GAUGE」収録曲（SURVIVALなど、アルバム発売前に出ていた曲は除く）は、手振りをしない。
というものだ（もちろんバラードも）。
実際、これをやると、「HEAVY GAUGE」や「生きがい」が、一層心にしみた。みなさんもお試しあれ。


セットリスト＆概要
（協力：★のさん　http://www.d2.dion.ne.jp/~hoshinos/　←TAKURO中心の詳細なレポあり）

01　HEAVY GAUGE
大スクリーンには、幾何学的な線がうにゃうにゃ。
たとえれば「古畑任三郎」のオープニング。
イメージは遺伝子？　蜘蛛の巣？
02　FATSOUNDS
３度目の生「ひゃ〜」
03　SURVIVAL
ようやくスクリーンにメンバーが映って大歓声。
HISASHI半モヒを確認。衝撃をしっかりと受け止める（笑）。ボーズ部分にはイナヅマ（ピカチウ？）。
この曲は手振りしたほうがノレるね。
前にいた親子はそろって手振り。一生懸命手を振る父親が微笑ましい。
TERU MC「今日は（エムウェーブで）過去最高の18,000人、オリンピックの時は１万人だったんだ」
04　More than Love
「８ビートでJUMP！」
TERU、客席を見回して「用意はいい？」とジェスチャー。
05　ビリビリクラッシュメン
JIRO、コーラス部分（「街に潜むあいつら〜」のところ）に遅れそうになり、あわてる。
「飛び込むのさ、ナガノ〜」と替え歌。
06　ここではない、どこかへ
07　生きがい
最後のTAKUROソロがしみる。
08　Freeze My Love
TERU、歌詞を飛ばすが、HISASHIが客席をあおってフォロー。
TERU悔しそうに振り向いてセットにKick。
09　口唇
「シゲver」のイントロは初めてなので、最初何の曲かわからなかった。
TERU、また歌詞を飛ばす。
髪をかき回して悔しがる。またセットに蹴りが入る。
「歌うのが怖くなってきた。こんど飛ばしたら土下座します」
10　HAPPINESS
TAKURO、ピアノを弾く。
手拍子少しあった、でも目立たないほう。
11　LEVEL DEVIL
例のSEからいきなり曲にはいるので、タイミングをはかるのが大変。
VJタカシマのコーナー
長野名物の画像をアレンジ。ただしよく読みとれず。
「馬刺」「善光寺」はわかったが・・・
12　新曲　マーメイド
サビの部分、TAKUラジで１回かかっただけなのにしっかり覚えていた。それだけキャッチーな曲。
13　COME ON！
一時期の最速モードに比べると、ちょっとゆっくりめのテンポ。
14　誘惑
TERU、ほぼ完璧に歌う（じつはちょっとあやふやな部分あり）。
「失敗しても乗り越えられる。みんなも失敗をおそれずにチャレンジしてほしい」
15　Will Be King
手拍子あり。TERU悔しそう。
スクリーンの夕陽が美しい。
スタンド席を名残惜しそうに帰る人が２名。電車の時間に間に合わないのか、何度も振り返っていた。

Happy Birthday dear TAKURO〜
なかなか声がそろわないが、最後はそろった。
登場したTAKURO、「音楽で世の中の争いをなくしたい」
歌う準備をする中、再び「Happy Birthday〜」
TERU「おれたちは昨日いっぱい歌ったから」
JIRO「その元気を曲の中でだせ！」

E1　Savile Row
TERU、またまた歌詞を飛ばす（お互いの胸の大切なひきだしに〜の部分）。
最後のところ「〜勝てるまで・・・歌わせて」と言った気がする（空耳？）。
歌った後、しゃがむのが見えたが、照明が落ちてしまい、土下座したところは確認できず。
（いろんなレポによると、土下座したようです）
「おれも人の子、完璧にはできない」
E2　彼女の“Modern...”
E3　SHUTTER SPEEDSのテーマ
JIRO（TERUを指して）「今日のライブは、この人のおかげで忘れられないね」
E4　ACID HEAD
やはり主役はTAKURO。HISASHI、コーラスに大活躍。

結局、May Fairは演奏されず。

終演後、シャトルバスに乗って長野駅に戻り、宿を探す。
でも、やはりどこも満室。
ビジネスホテルすら、今夜は満室。
ファミレスはライブ帰りの客で溢れていた。
まさに特需。

結局、駅からやや離れたサウナにて、風呂に入り、仮眠ベッドで寝る。

というわけで、ぜんぜんライブレポになっていない１日目。
２日目は真面目にレポしてみよう・・・

▼28日へ続く