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ARENA TOUR 2009 THE GREAT VACATION
2009.11.29 サンドーム福井 ジンギス館(C)TERU
SET LIST
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01.REAL SHADOW
02.BLACK EYES SHE HAD
03.VERB
04.FAME IS DEAD
05.absolute"ZERO"
06.ごらん、世界は苦しみに満ちているよ
07.SPECIAL THANKS
08.RainbirD
09.HOWEVER
10.NO ESCAPE
11.AMERICAN INNOVATION
12.VIVA VIVA VIVA
13.Winter,again
14.出逢ってしまった二人
15.とまどい
16.春を愛する人
17.I am xxx
18.1988
19.HIGHCOMMUNICATIONS
20.THE BIRHDAY GIRL
21.彼女の"Modern…"
22.GREAT VACATION
ENCORE
23.Apologize（新曲）
24.LET ME BE
25.I'm in Love
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REPORT
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教訓
・ベストアルバムの新曲は最低１０回聴きましょう。
今回のライブには、「Re-birth」ツアー・鹿児島以来の友人（かつてヘビゲ長野で予定外の宿泊をした時につきあってくれた）が同行しました。
99年幕張にも一緒に行った正真正銘のGLAYファン…なんですが、いかんせん最近の曲は聴いたことがないとのことで、どんな反応が返ってくるのか心配でした。
…なんて書いてる管理人自身が、ベスト２のディスク３は数回しか聴いていないと言うていたらく。
果たしてどうなる、サンドーム、いやジンギス館！（笑）
霧にかすむ ”ジンギス館”
（11/30撮影）
特急が鯖江に近づくと、進行方向右手にサンドームが見えた。
ああ、あれか…と思いつつ、鯖江では降りずに福井へ。
ライブ前に観光名所巡りをする予定で、レンタカーを予約していた。
鯖江の１駅前・武生と鯖江が近かったので、鯖江〜福井も近いと思ったら、とんでもなく遠かった。
福井からタクシーで行けばいいやと思っていたが、こりゃムリだ。
福井観光では日本最古の天守閣・丸岡城と、自殺の名所…と書くのは良くないが、東尋坊を回ってきた。東尋坊はもうちょっと天気が良ければ、また違った景色が見えたかも知れない。
福井に戻ってレンタカーを返し、ホテルに荷物を置いて鯖江へ。結局、JRの各駅停車に乗り、鯖江からタクシーという方法を採った。
会場はまさにドーム型、天井が開くようになっている？
アリーナ席やや後方、HISASHI側の席につく。
すぐ前と２列前に男性。おや、２人が重なるとステージが見えない。
なるほど、これが見えないということか。感覚ではわかっていたけど、初めて実感した！
今まで俺の後になった人、改めてすみませんでした。
そんなこんなで、開演予定１０分ぐらい過ぎて、客電が徐々に暗くなった。（体育館っぽい）
その直前に、会場の一部がざわついていたのは、裏のメンバー気合い入れが聞こえたからだとか。
ステージはSFチック。物質を移動させるメカを思わせるメンバー登場。そして、レーザーの洪水。
最近ではシンプルなライブ（ライブハウスでのこぢんまりしたライブ）に見慣れていたので、「ずいぶん奢ったなー」というのが第一印象。
１曲目、２曲目はCD音源を聞き込んでないと「ぽかーん」状態。
ダークな曲調から「ヘビゲツアーみたいなコンセプトか」と思った。
でも、リズムに合わせて身体は揺れてたけど。
（ちなみに、これを書いてる時点ではCDをかなり聞き込んでいて、１曲目の「REAL SHADOW」はかなり気に入っている。次はちゃんと見なきゃ→次があるからできる技ですが）
３曲目、ようやく聴き慣れた曲（汗）の「VERB」。
前奏はｏｉｏｉで拳を振り上げる。前の男どもは反応鈍し。隣も…大丈夫かな。
４曲目は新曲とは言えど、嫌でも耳に残る歌詞「FAME IS DEAD」。
友人には事前に言っていたので、「これが変な歌詞の曲」と予告（笑）
テンポは好きなんだけど、この歌詞は素人にはお勧めできない。
ちょっと飛ばしてバラードコーナー行きます（汗）
スペサンをライブで聴くのはいつ以来だろう。やっぱりヘビゲ？
PVが脳内再生。列車急停車でギターが折れた！
「RainbiaD」はモニターにアニメーション付き。
JIROが気持ちよさそうにベース弾いてるなあと見ていた。
「HOWEVER」はTERUがタイトルを言った後に、客席から口笛（ヒューヒューみたいな）が。
やっぱりライト層にとってはGLAY＝HOWEVERだからねえ。
次はベスト１の新曲「NO ESCAPE」。
演奏前にTERUが「この曲がどう変わっていくかはみんな次第」というようなことを言っていたのに、なぜか演奏が始まるとTERUが腕を左右に振り振り。（ピーク果てしなく〜の前奏みたく）
「あのさ、どう変わるかはお客さん次第って言ったんだから、へんな振りつけして先入観持たせるのやめようよ」と突っ込んでおく。
「アメイノ」は例のタオルと巻き舌対決。
前回のツアーでもあったTAKUROの「セレブレィィィィション！」の後、TERUも「イノベィィィィション！」とやっていた。
そして間奏でのクラップハンド。いままでは「右手の夢と左手の希望をぶつけてくれ！」（意訳）とやっていたが、TERU本人がDVDを見ていたら恥ずかしくなったそうで、今回は夢と希望は無し。
かわりに両腕をかかげて、「みんな！俺にパワーをくれーっ！」と絶叫。
これが「オラにパワーを！」と聞こえてしまい、「ドラゴンボールの孫悟空？」と思ってしまった。
（やっぱり意識してるよね、これ）
元気玉をもらって元気なメンバー、引き続きビバビバ盛り上がる。
この曲もヘビゲを思い出す。確かVJチームとのコラボ映像を流す場面。
ここからはバラード２回目。通称「四季の歌」。
なんで四季の歌なのかと思ったら、春夏秋冬を歌った曲、４曲。
まずは冬。「Winter,again」。
先日のNHK「SONGS」で披露されたアコースティックバージョン。
季節戻って秋の曲、「出逢ってしまった二人」。
前に自分のBBSでこの曲名をタイトルにしたっけ。関係ないですけど。
で、この曲をライブでやってことってあるのかな…今まではすごいレアなのでは。
さらに季節が戻って夏の曲、「とまどい」。
これもヘビゲを思い出す。アウトロのキーボード、SHIGEさん風味も残しつつセイさんの味付け。
そして最後は「春を愛する人」。
演奏よりも客席の反応が印象的だった。
というのは、この後のMCでTERUが言った言葉。
「今回のツアーは新曲ばかりで、どうノったらいいのかわからない人が、回りをキョロキョロしてるのが見えます」
「春を愛する人の時に「知ってる曲来た！」って反応してた（笑）」
ここで思ったこと。
「ここまで欲求不満をため込ませるなんて、今回のツアーこそ"THE FRUSTRATED"じゃん！」
で、欲求不満を爆発させてラストに向かって突き進むわけです。
欲求不満を看てとったのか、TERUが「みんな叫びたいんじゃないの？」と煽る。
そして、「おまえらのジメジメしたその欲望に熱いものをぶち込んでやるぜ！」なんて意味不明の叫びから「I am xxx」。
昔のGLAY風味という話も聞く「1988」を経て、聴いたことのあるセイさんの前奏→ハイコミ。
2003のようなゴンドラは無いけど、セット下手側の高い位置で例の腕クロスをするTERU。
Bメロの拳振り上げるところで、男ナイト仕込みの叫びをやってみたけど、さすがに浮いた…
そういえば、JIROも腕振りしていたような気がする。
このあたりでステージ上からテンションの高さがひしひしと伝わってくる感じがしてきた。
MCでは立ち見席のノリが良い客を指差して、TERUとJIROがいじる。
JIROが「お前らに負けるか！」なんて言って変な振りつけのマネ。
そのノリで「THE BIRTHDAY GIRL」へ。
間奏では１月から順にTERUが呼びかけ、誕生月の人が「ハーイ！」と答える企画。
５月の時はTAKUROが嬉しそうに挙手しながら「ハイッ！」と気持ちの良い返事。
それが終わったあたり？で銀テープ発射。残念ながらアリーナ後方までは来なかった。
ステージ中央、TERUが両足を拡げてふんばりながら、右手は天井を指差す。
もちろんモダン！定番曲で唯一残った理由は何だろう。後継者不足？
本編ラストは「GREAT VACATION」。
改めて歌詞を聴き取ると、TAKURO節全開なのがよくわかる。
「さよならだけのこの人生」なんて、TAKUROよく言うもんな。
曲中、TAKUROが被っていたテンガロンハットをTERUにかぶせるハプニング。（と思ったら、今回のツアーではお約束みたいなものらしい）
テンガロンをかぶせられそうになったJIROはうまく逃げる。
かわりに？背後からかぶせられたHISASHI、楽しそう。
その後、またまたJIROにかぶせようとするも逃走され、結局HISASHI側のステージ袖にいる音響スタッフ氏の頭に（笑）
そんなこんなで楽しく本編は終わり、次はアンコール。
「アンコール！」って声が重なる瞬間って何度かあるけど、裏にいるメンバーはそれを聞いていて、登場するタイミングを見計らっているんだろうなと思った。
１曲目はCD未収録の新曲「Apolozine」。
演奏前のMCでは、TERUが両脇のビジョンに歌詞を出していることを説明。
「歌詞を出すかどうか、ずいぶん意見が分かれた。それこそ目を閉じて感じるという聴き方もあるだろうし。でも、歌詞を出すことで、この曲の持つメッセージを受け取ってほしいと思う」
というような内容。あと、「サービスだよ！」を連呼していた（笑）
バラードでしんみりした後は、そのまま「LET ME BE」。
CDと同じく、セイさんのピアノとTERUの歌だけ。ほかのメンバーは立ち位置で動かず。
1994年のGLAYを象徴するバラードが「RAIN」だとすると、2009年はこの曲と言っていい、王道バラード。魂のこもったTERUの声が響く。
そして、曲が終わろうという時、他のメンバーの演奏が入ってくる瞬間は、噂には聞いていたけど鳥肌もの。そして、CDバージョンにプラスして「愛の歌、届けに行くよ」を繰り返して歌い続けた。
この曲で伝えたいことは、この一言に集約されているということが骨身にしみる。
CD音源を聴くだけでは感じることができない、これこそLIVEの真骨頂。
ただ、あえて難を言わせてもらうと、途中でTERUの声がちょっと力入りすぎなところ。もう少し丁寧に歌えばもっといいのに。
あと、HISASHIのギターが入ると、良くも悪くも「GLAY」になるってことがわかった。
アンコールのMCは「せっかくだから」と全員のしゃべり。
まずTOSHIさん。
「福井最高！」とお約束のお言葉。「またかって顔をされましたが（笑）」と自分でツッコミ。
でも、その後の話は、「RainbirD」と「HOWEVER」を演奏していた時、泣いてしまったという感動秘話。
それを受けてTERUも「GLAYはファンのみんなが守ってくれてるんだと実感した」と語る。
そうそう、チケット買ったりCD買ったりしてるんだよ（汗）
次はセイさん。
「白馬に乗った王子様だと思ったら、白馬の方だった永井誠一郎です」と、日産でのネタをひっぱる。よほどショックだった？
TOSHIさんがいい話をするから話しづらい、と困ったセイさん。なんでも、どこかのMCで「セイさんは最近オヤジギャグを言う」という話になったせいで、プレゼントに「オヤジギャグトランプ」なるものを貰ったとか。
「俺、オヤジギャグ言ってないよ」
「いや、自分で気がついてないだけです」
「それって一番ヤバイじゃん！」
そうそう、会場入口にあったプレゼントBOX、セイさんの箱がいちばん入っていましたよ。
次はJIRO。
TOSHIさんと同じで「RainbirD」はすごくいい演奏ができた、と語る。気持ちよさそうに弾いているのを見ていたので、ああやっぱりねと納得。
ここで最近お約束の？TERUへのツッコミ。
「今日のTERUのMCでわかんなかったのは「ジメジメした欲望」とか何とかって言ってたけど、ジメジメって何だよ！盆栽か!?」
盆栽？なぜジメジメ→盆栽？と、TERUに対してよりJIROに対してツッコミたくなった。
（以前、TERUが箱庭みたいなのでコケを育てていた覚えがあるので、そこから連想？）
TERUの言い訳もなかなか傑作で、
「いや、前向きなジメジメだから」
「前向きなジメジメって何だ！」
その後、「今日はすごいテンションが高いんだよ」と、変な踊り（小島よしお風？）でテンションの高さを表現したジロさん。今度はTERUから「それ古いよ」と逆襲を受けていた。
そして恥ずかしくなったJIRO、「誰にも言うなよ！」と口止め。（書いちゃってます）
逆襲はさらにつづいて、JIROが「ありがとう」とお礼を言うと、「普段ありがとうと言わない人が言うと得」と言われ、「お礼言わないのはそっち（HISASHI）だろ！」と言い返すも動揺。
振られたHISASHI、「HISASHIの質問コーナー！」と絶叫。すると、なぜかヴァン・ヘイレンの「JUMP!」が流れる。これ、今回のツアーで毎回やっているらしく、HISASHIが質問に答えているとか。
TERU「今までいろいろ聞いてきました。HISASHIの初恋の人は？とか。イメルダさんだっけ？」
イメルダさん（笑）靴をため込んだ独裁者夫人？（正解はガンダムの「マチルダさん」）
今日の質問は…「今までで一番高い買い物は？」
HISASHI、ちょっと悩んでから「これ、普通に答えるとすごい嫌な話になるよ？」。
それって、金持ちの嫌味になっちゃうということか？
結局、「高校の時にバイトして買ったギター」と無難な回答。
でもみんな納得しない様子でブーイング。みんな、どんな回答を求めてるのかね？
HISASHI「つうか俺、高校の時にバイトしたことなかった！（笑）」
TERU「母親のスネかじってたもんね（笑）」「じゃあもう一つ質問。車に詳しいHISASHIさん、おすすめの車は何ですか？ここに来てる福井男子が車を買うとしたら？」
また回答をためらうHISASHI。
「海外では日本車がいっぱい走ってるよね」
「福井も車屋さん多いし…レッドバロンとか。それはバイク屋か（笑）」
どうやら特定メーカーの名前を出したくないらしい。
そこでTERUが会場から車屋さんを探すことに。何人も手を挙げていた中で、ステージに近かった男性が選ばれる。（TERUいわく「車屋さんっぽい」）
「どちらの会社ですか？」「スズキです」「じゃあおすすめはスズキで！」
すかさずJIRO「TERUが決めたら駄目じゃん！」
会場笑い。
「最後はリーダーに締めてもらおうか」と、最後はTAKUROへ。
「まったく、みんなTOSHIのいい話を台無しにしやがって！TOSHIの涙を返せ！（笑）リーダーとしてお詫びします！」
と、しっかり笑いを取る。
TAKUROは大阪から直接福井に入った話。レンタカーを借りて、自分で運転して来たとか。
名神高速とか北陸道とか固有名詞が出ると、客席の一部から歓声。
大阪市内が混んでたせいで５時間ぐらいかかったらしい。
福井出身、ヘアメイクの谷ヤンに「福井と言えばどこに行けばいい？」と聞いて、おすすめされた東尋坊に行き、そのまま三国温泉で一泊。
場所が場所だけに、１人での飛び込み宿泊はなかなか認めてもらえないらしいが、TAKUROはなんとか泊まれたそうで。（イベンターが手配したのでは…）
そして、旅館の女将にGLAYの人とバレてしまい、特別メニュー・カニのフルコースを振る舞われたTAKURO。「カニ鍋、カニしゃぶ、カニの茶碗蒸し…さすがに飽きた（笑）」
翌日、ライブの当日は福井市内を散策。
とある店（名前を出して、地元民が大騒ぎ）で「こんなものを見つけました」
とりいだしたるは、なんとTERUとJIROのブロマイド！（97年頃のビジュアル）
お店の人は、最近ブロマイド売れないと愚痴を話したあと、「…ところで、この人は女の子かい？」とJIROの写真を指差して聞いてきたそうな。
「これはうちのベーシストです！」とホントに答えたのか？
ブロマイドは会場の希望者に贈呈。
そして…
「福井の人ってどのくらいいる？聞いていいですか？なぜTAKUROとHISASHIのは無いんですかっ！」（爆笑）
「無いってことはソールドアウトということでいいのかな？」
そういうことにしましょう。
TERUのMCは前日参加した「RED RIBBON」イベントの話。
「日本ではHIVの感染者が毎日４人ずつ増えている」といった時に「HIV」が「HMV」に聞こえてしまい、そっちに気を取られたんで話の内容は忘れました。
最後の曲は「I'm in Love」。曲に入るカウントを全員でやった。
JIROが振るマラカスがズラーになっていることに注目。
途中、いままでは手拍子をしていたところで、なぜかTERUが両手でハートを作る。
いままでも一部のファンがやっていたそうだけど、TERUがやるとみんなやるから微妙…
俺？やれるか、そんな恥ずかしいこと。
最後に挨拶するメンバーで覚えているのは、JIROがTAKUROのよくやる「両腕で自分を抱きしめる」をやっていたことかな。
今回は手つなぎジャンプは無し。「行ってきます」「行ってらっしゃい」で終了。
（はみだし）
・TERUの重大なお知らせ。「インフルエンザがはやっています。手洗いとうがいを忘れずに」
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