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DATA
放送日：1999年5月10日 25:00-27:00
放送局：ニッポン放送LF+R（AllNightNippon.com RADIOGLAY 99"サバイバル"）
出演者：TAKURO、TERU、HISASHI、JIRO、荘口彰久（DJ）
NOTE │1│2│3│4│5│
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TA：さてですね、皆さんの「人生のサバイバル、一発逆転エピソード」。えーどんどん…
HI：来てますか？
TA：んーまだ来てないですか？ …まるで動いてないです！
HI：ははは
TE：人気ないじゃん。
TA：（笑）めちゃくちゃ悲しい。プレゼントの「GLAYオリジナルサバイバルヘッドフォン」皆さん欲しくないの、みんな？ ちなみに、おれならいらねぇ！
HI：今、首にかけてるじゃんよ
TA：…そんなことないです。ということでですね、ここではですね、「サバイバル」の制作マル秘話。でもねぇ、おれあんまりこの話、したくないなー。
HI：レコーディングってこと？
TA：うん。
HI：何でしょう。
TA：だって、一番最初のみんなの反応って、すごい悪かったんだもん。
HI：あのねー、それねー、うちでやったんだよね。プリプロ。ホント、最初の初期の段階ね。
TA：１月のね…１月１０日だね。その、デモテープをとるから…
HI：電子ドラムでね、ドンダンドンダンってやるんだけど、
TA：あー
TE：（笑）
HI：なぜならね、キーがね、今より３つか４つぐらい低かったのかな？
TA：ヌルいヌルい…ヌルくてさー、で…確かにおれも悪かった。おれのキーで、こうー…おれ、TERUみたいに高い声でないからさ、しょうがないからこう、低い声で歌うでしょ？ だからさー、こう、今でこそだよ、「声高にー」だけどさ、その頃ったら「うーなーるうぉーぉ」
HI：ははは
TA：もう往年の、中森明菜をね、すげー彷彿させるね…（笑）
HI：（笑）ムーディーな…
TA：すげームーディーな…
HI：ムード歌謡だよね。
TA：…ポール・モーリア並みの…あまーい曲だったりしてさー…
HI：まだ、うちのハードディスクに残ってます、あれは。（笑）
TA：うん。あのデモ、でも残ってる？
HI：残ってる残ってる。
TA：で、みんなが厳しいんだこれが。
HI：…ね、厳しかったよね。
TA：ただ一言、「なんか来ない」とか…（笑）いや、「そんなことないからもう、おれの頭の中はすごいことになってるから」
TE：でもさ、こう一番最初にTAKUROがさ、「イメージ的にどういう曲にしたいの」って言ったらさ、「ほら、あの、エアロスミスみたいに!?」
TA：おーおー
TE：「聴いたことあるの？」「ないっ！」 あれはないよ…ははは
TA：あれ、でも名言だよね。
TE：名言だよ、ホントに。
HI：「あとは任せたよ」って言いながら、横になりながら雑誌を読む姿…なんとも…（笑）
TA：「HISASHIさー、もう長年付き合ってるからわかってもらえると思うんだけど、あの、デモテープといえども妥協すんなよ！」とか言って。
HI：「おお、わかったよ！」
TA：「ここはもう、すげーカッコイイのを作って、もうみんなに聴かせたいんだからさ…じゃあ頼むな！」って…マガジン読み出したの（笑）
TE：はははっ
HI：あん時の気迫は、すげーもんが…３分後に寝てたからね。あれはびっくりした。
TA：…背中出てたんだよね。（一同爆笑）
HI：蛭子さんみたいに…
JI：ははは、ピチＴかって…
TA：ということで、そんなですね、最初のおれの苦労話がありつつ、レコーディングは…順調でしたね？
HI：あのね、まずね、ギター弾く前にね、佐久間さんにギター直されたんだよね。
TA：「これじゃだめだ」って？
HI：そう。にゅーよーくで買ったギターだったんですけどね、やっぱり程度がちょっと悪かったみたいで。もう完璧に直してもらって。そっから始まったんですけどね。
TA：「ギターちょっと貸してー」って言うんだよね。
HI：ドキッとすんだよね。
TA：ドキッ…
HI：「はずれですか？」「いや、だいじょぶ」（笑）
TA：ということで、あのーそういう曲作り秘話がありつつも、やっぱり歌詞はね、あのーおれとJIROが行ったんだっけ？ ジュディマリの東京ドームライブ。
JI：せやな。
TA：あんときの、おれ、YUKIのさ「予言信じるより、音楽信じろ」ってヤツに、すげー感動した。
JI：うーん。
TA：やっぱり、じーんとしてさ。
HI：マジ、どうなると思う？ ８月…
TA：いや、どーにもならないでしょう。
JI：７月、じゃなかった？
HI：７月か。
TA：７月だよ。７の月というぐらいだから７月か。
JI：ということは…ね。予言当たったら、２０万人ライブはないっつーことだな。
TA：予言…当たったら…
TE：「日の国は大丈夫」ってことは、日本でしょ？
しばし沈黙
TA：そんな、都合のいい解釈…
JI：はは
TA：それ、TERUさんだけじゃないすかね!?
TE：へへっ
TA：そういうあのねー、彼女の発言がありまして。「そうだな、じゃ自分らのできることって何だろうな」って考えたら、まあ…確かにそういう話もあるけれど、たぶんね、１００万円賭ける！ 何もない！ と思ったわけだよ。
JI：…そりゃー、賭けるわ！
TA：何で？
HI：えっ、何もなかったら１００万円もらえるの？
TA：いや、みんなからもらう。
JI：…それずれぇーよ！
TA：（笑）
JI：だってそこで、（世界が）無くなったら、無くなったら…あ、あの、TAKUROくん、はずれなわけだろ？
TA：はずれはずれ。
JI：でも…
TE：もらえない。
JI：存在しないじゃん、おれら。
TA：（笑）
HI：１０年前と一緒だよ。
JI：（腹）黒ぇーなー！ やっぱり。
TA：この黒さ…そんなに黒かった？
HI：うん。だから、さっきのさ「いいか？ 絶対妥協すんなよ！」って言ってさ、レコーディングしたときあったじゃん。あのとき、オーラのライブ見に行った…
JI：はは
TE：ははは
TA：シーッ！
JI：意味のある進行。
HI：すっげー見たかったのに…
TE：はははは
TA：それ高校生のころじゃない？
HI：そーだ！
TA：昔話すんなよ。
HI：はは
TA：これからの話をしようよ。
JI：変わってないっちゅーことやね。
TA：変わってない…じゃあね、おれの話はもういい。だからねー、
HI：じゃんけん勝つし…
TA：…じゃんけん勝つし！ ってことで、えー曲ができあがりました。そして、そういった、今ちょっと言えなかったけど、おれのそういった、たくさんの想いが、こーやるには、映像だ。ということで、映像の話をしたいんだけど…あのー、おれね、森本晃司監督はね、あのー今回のGLAYの仕事で、結構本気で見た感じなんだけど…そのへんは詳しいHISASHIさんに。
HI：TERUも見たよね？
TE：見た！ 「メモリーズ」でしょ。すげー難しかったよ、だけどね。
HI：難しかった。
TE：ねー。
HI：「メモリーズ」の中に入ってる…
TE：彼女…
HI：んー…
TE：あーれはね…なんかねー…またね、おれ昨日見返したのね。
TA：うん。
HI：…あ、持ってんだ！
TE：持ってるよ。
HI：ふーん。
TE：見る？
HI：うんっ。…（笑）（言い方がなんとも…）
TE：ははは…そーゆー話をするの？
TA：…（笑）もっとキャッチーな話をしろ、お前ら！
TE：ははは
HI：何かね、あのー女性の、そのキャラクターの書き方がね、すごくね綺麗だと思う。
TE：だけどすげー…
TA：うん。印象あるなー。
TE：すごい残酷だった。見返したら。
HI：うーん…
TE：結局、こうーロボットだった…
HI：想い出だったんでしょ。
TE：うん…
TA：…だからわかんねって！
TE：ははは…へへへ
TA：GLAYと、…その映像について…
TE：ああ。
HI：まあね、ぼくはね、「イデオン」ぐらいからね、アニメは好きだったんだけどね。
TE：（笑）
HI：そこから、日本サンライズの影響を受けつつも…
TA：付き合ってられねぇ！
HI：（笑）うん。それでね、アニメとこのGLAYの出逢いというのはね、なかなか今まで敬遠していた部分があったんだけどね。おれもまた、あたらしい１つのメディアとしての使い方では、面白いんじゃないかなと…
TA：そうだね。映像もすごく独立してカッコいいし、あと曲もホントに、ホントだったらCDシングルとして出しても全然よかったもんなんだけど、そういった、さっき言ったような想いがある分、こうー「１＋１＝２」じゃない、１０にも１００にもなるような、そういう期待を込めつつ、こういったビデオシングルって形で出したんだけれども、うん。すごいおれは大成功だと思ったな。
HI：うん、そうだね。あのね、おれね、いちばん印象的なところはね、女の子がね…フワーって成る瞬間が…あーこれ以上言えねえ！
TA：（笑）…この後は見てくれ？
HI：見てくれ！
TE：「フワーっとなる」って…（笑）想像できないよ！ 何も。
TA：（笑）「フワッと」とか「ドカッと」とかって、擬音が多いよ！
HI：そこら辺だけ、言っとくか。…あのねー、まっ今の東京…渋谷あたりかな。あそこらへんからね、歩いてね…透けるんだよね。
TA：うん。
HI：人間が。そこらへんがね、ちょっとサバイバル。言葉にも…キーワードにもなってるんだけどね。
TA：そこが見どころってことで…
HI：見どころですね。
TA：でも、もしさー、あのー今回、GLAYって特にそうなんだけど、こう題名つけるのがずーっと下手じゃないですか。もう、ホントに締め切りぎりぎりまでなんだけど。で、今回あのー、ドームツアーでずーっと「サバイバル」をやってきたんだけれども、曲名決まらなかったでしょ。
HI：うん。
TA：んでー…もうホントに、困ったおれは、ステージで洒落でさ、「曲名募集します」とか言ったらさ、みなさんめちゃくちゃいいタイトルばっかり決めてくるね。ファンの子が。
HI：ああ。
TA：なんか、大阪の９歳の男の子が「スパイスがいいです」とかさ…
TE：うんうん。
TA：なんか「アダムとイブがいいです」とかさ。
HI：…いいじゃん。
TA：うん…「サバイバル」の方がいいよね？
HI：うーん…
TA：あれーっ
TE：いや、いいと思うよ。
TA：もっと生き生きしようよ。
TE：（笑）
HI：だってそれまでは、「カモン〜トシ！」っていう曲なのかなって…
TE：（笑）
HI：…思ってる人もいたかも知れないよ。
TE：（笑）みんな、ね。ひょっとしたら「カモン」って曲かも知れないって思って…
JI：あるじゃーん！
TE：あるけどさー。…「それじゃ新曲行くぜ！ カモーン」って、言ったら…
TA：「バババハー」…言ってたからなー。だからね、今回「サバイバル」って、ホントに最後の最後まで決まらなかったんだけど、まあ、ようやくあのー、一番最後の東京ドームのライブには間に合って。
HI：そうだね。
TA：でも、あそこで間に合わなかったら、今回のビデオシングルの２曲目に入ってるライブバージョンなんだけど、あん時も、タイトル言ってないんだよね、きっと。
TE：タイトル言うとき、自信満々に言ってんだよね。
TA：そうそう。
TE：「いばいばーる！！」
TA：今までだったら、「それじゃあ、新曲をやりたいと思います」…すげーおとなしかったのに…
TE：「お願いします」って…（笑）
TA：そんな感じだったよね。
TE：ね。
TA：ということでですね、あのー今回は…次はですね、また、違うバージョンで行ってみたいんですけど…
HI：うん。
TA：HISASHIさん。紹介を、ざっくばらんにお願いします。
HI：…はいっ！ えーこれはですね、アニメーションバージョン、と言われていますがね。えーその…いろいろ森本さんの中でも、頭の中で鳴った音が…たぶん鳴っていると思います。聴いてください。「サバイバル」アニメバージョン。
♪サバイバル（アニメバージョン）
HI：はい。GLAYで「サバイバル」。映像を見てないと、訳分かんないバージョン…
一同くすくす笑い
HI：聴いていただきましたけどね。
TA：なぜセクシーな、お声なんですか？
HI：みんなやっぱり、イメージするのかな。こう聴くと。
TA：イメージ…どうだろうね、まだ一回も見たことないひとは…ちょっと分かんないかも。
HI：歌詞とこの効果音で…わかんねぇか！
TA：（笑）わかんねぇか！って、そんな…
HI：アニメーションバージョン、パッケージの方にはね、「２．７Ｄ」。だから２Ｄと３Ｄの間…２．７Ｄと評されてますが、「サバイバル」。うん。まあ、そうだね。森本さんも、たぶんそういうことを言いたいのだと思います。この…２面、２Ｄ、ツーディメーションと、３Ｄとの間…なんて言うんだろう…こうハードディスクに取り込んで…その、拡がりを…だーっ…
TE：みんなそういう話聞きたくないと思う…
JI：やったーっ！
TA：だからキャッチーじゃないって！
HI：ははっ
▼３へ続く |
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